プレスフィット端子とは、基板のスルーホールに端子を圧入し、その端子形状のバネ性によって保持力を持たせる構造を持った端子ピンです。本来はリフロー処理を併用する半田接合やSMT実装で電気接続を保ちますが、プレスフィット端子はその復元力のみによって保持することから、リフローの設備費や電気代など製造コストの大幅低減が実現可能であり、また環境負荷低減にもつながる部品です。
パソコンなど民生エレクトロニクス用では以前から使用されており、昨今は欧米を中心に車載エレクトロニクス部品でも使用が活発化してきており、今後も世界で益々の採用が期待されています。
プレスフィット端子は金属線材からの圧造加工した端子と、金属条材からのプレス加工した端子と2種類存在し、端子先端部分のプレスフィット部分のバネ性が必要なことから、リン青銅などの材料が使用されます。ファインネクスグループではどちらも対応可能です。ファインネクスベトナムでは主にプレス加工からのプレスフィット端子を提供可能です。30~60トンプレス機を用いてプレス加工します。現在、当社ではプレスフィットの形状はニードルアイ形状をお勧めしています。その他、お客様でご準備されるプレスフィット端子形状や仕様などございましたら、別途対応可否を確認させていただきます。
プレスフィットの詳細情報はこちらをご覧ください。
参考規格 | 板厚t=0.64mm、0.8mm(t=0.5mmの実績有り)、公差±0.05mm~ |
材質 |
C5191(リン青銅)をお勧めしています。
C5191の金属特性である「ばね性」がプレスフィットピンの保持力を最大限にできるためです。
C7025はC5191と比較して電気伝導率が高く、 情報通信革命時代の電子部品の発展において注目されている材質になります。 |
めっき |
Ni下地+Snリフローめっきが一般的です。
ベトナムでのめっき、表面処理についてはご相談になります。 |
※プレスフィット部品(プレス加工)の仕様詳細につきましては、お電話やメール、WEBミーティングにてお伺いさせて頂きます。
詳しくはファインネクスベトナムまでお気軽にお問い合わせください。
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